上野−浅草間を走った二階建てバス(昭和53年)

浅草寺開祖1350年を記念して、東京都台東区と上野浅草の商店街連絡協議会は、昭和53年10月15日(日)から11月16日(木)に、上野−浅草間で二階建てバスの運行が行なわれました。 二階建てバスは、オーストラリアで使われていた1972年式のレイランド社製でした。 このバスは、車高が4.3m、最大安定傾斜角度が34°で保安基準を満たしていませんでしたが、緩和を申請により国内初のナンバープレートを取得した二階建てバスでした。 運行管理は東京都交通局南千住営業所が担当しました。
この運行は大変好評で、東京都台東区と東京都交通局は、観光振興を目的に昭和56年から上野−浅草間で二階建てバスの運行を開始しました。 車両は西ドイツのネオプラン社でした。 開通の翌年には累計乗客が100万人を超え、平成11年度には累計900万人を突破しましたが、台東区は観光振興の目的が果たされたとして、平成13年3月31日をもって営業終了となりました。
昭和53年10月15日、二階建てバスの定期運行に大きな影響を与えたレイランド社製の二階建てバスを、上野駅周辺と浅草界隈で撮影しました。

上野駅周辺には、2階建てバスを一目見ようと大勢の人が集まりました

上野京成百貨店前 現在は上野マルイに替わっています

上野京成ホテル付近 現在はヨドバシカメラ上野店に替わっています

485系をバックに走る2階建てバス

ウグイス色の山手線103系が走る上野駅に向かう2階建てバス


最後に浅草界隈で撮影しました



     【バス】トップへ戻る

inserted by FC2 system